サッカー元日本代表・長谷部誠が引退発表 母校の先輩“ゴン中山”が労い 「藤枝東の名を轟かせてくれ…」
フランクフルト(ドイツ・ブンデスリーガ1部)に所属する日本代表の元主将・長谷部誠 選手は17日に会見を開き、今季限りでの引退を発表しました。 【関連記事】名門・藤枝東サッカー部を支えて30年 部員やOBの“第二の我が家”が経営難で歴史に幕 藤枝東高校出身のサッカー日本代表の元主将・長谷部誠 選手が今季限りでの現役引退を発表したことを受け、同校OBでJ3・アスルクラロ沼津の中山雅史 監督が17日のルヴァンカップの試合後取材に応じ、「まだまだやるんだろうと思っていた」と口にしました。 一方で、決断を尊重すると考えを示した上で、「きっといい第2の人生を歩んでいくんだろう」と労いの言葉をかけました。 また、一時は試合に出られない状態が続きながらも自身の力ではい上がってきたことに触れ、「やはり長谷部誠、ただ者ではないな」と評し、「藤枝東の名を轟かせてくれてありがとう」とも述べています。
-長谷部選手の引退発表の受け止め アスルクラロ沼津・中山雅史 監督: 「え?」という感じですね。まだまだやるんだろうと思っていたので、もう辞めてしまうんだと思うとちょっと寂しさを感じる。ただ、自分で熟考したと思う。いろいろなことがあって、考えてきた結果が、そういう決断だと思うので尊重できればと思うし、何かが納得できなかったのかなと。その“何か”ってなんだろうなというところは知りたいという興味はある。 ただ、本人の決断なので尊重して、また次の人生に進んでいってくれればいいなと思っている。 -ともに藤枝東高校のOB。何か思い出は アスルクラロ沼津・中山雅史 監督: 彼が高校時代に一緒に写真を撮っています。その頃は僕の方が、立場が多少上だったのかもしれないですけれど、それが簡単に逆転してしまっている今があるが、非常に好青年だなと。 取材等でドイツを訪れ、いろいろな話を聞かせてもらったが、やっぱりしっかりした芯が1本通っている男だし、いろいろなことを考えながらドイツで戦ってきたのかなと感じた。ドイツで不遇な時もあった、ゲームに出られなくて。それでも一人で公園を走っていたという話を聞き、全然練習にも参加させてもらえない、その中で自分で公園で鍛えているという話を聞いた時にはやっぱり強いなと。そこからまたのし上がってやろうというエネルギーを感じたし、そこに至ったというところの強さはやはり長谷部誠、ただ者ではないなと感じた。