松下洸平“コウタロウ”のせりふ回しに視聴者興奮「とろける」「1話のオマージュ」<9ボーダー>
川口春奈主演の金曜ドラマ「9ボーダー」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系) の第7話が5月31日に放送。強がってしまう七苗(川口)を優しく抱きしめたコウタロウ(松下洸平)のシーンが注目された。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】墓参りに出かけた七苗(川口春奈)ら ■“ボーダー世代3姉妹”の奮闘を描く 同ドラマは、「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、19歳、29歳、39歳と、いわゆる大台を迎える前のラストイヤー=9ボーダー真っただ中の3姉妹が、モヤモヤや焦りを抱え、幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリー。 主人公の29歳の次女・大庭七苗(なな)を川口、39歳の長女・成澤六月(むつき)を木南晴夏、19歳の三女・大庭八海(はつみ)を畑芽育が演じる。 また、3姉妹の“3L”に大きく関わる人物として、物語のキーマンとなるコウタロウに松下洸平、六月が所長を務める会計事務所にやってくる自由奔放な新人公認会計士・松嶋朔に井之脇海、七苗と同い年で幼なじみの高木陽太に木戸大聖が扮(ふん)する。 ■強がる七苗にコウタロウがかけた言葉にキュン 第7話は、別れた母と暮らしていた弟・九吾(齋藤潤)が大庭家で正式に一緒に住むことになり、引っ越し準備と3年前に亡くなった母の墓参りを兼ねて七苗たちが長野県に向かった。そんななか注目されたシーンは、台風が近づくなかで、翌日に仕事のアポがあった七苗がひと足早く東京に一人で戻ったときのことだ。 八海から連絡を受けたコウタロウが七苗の家に向かうと、ちょうど落雷によるものと思われる停電が起きていた。物語冒頭で、七苗をよく知る陽太がコウタロウに「平気ぶる」「やせ我慢が得意」だということを明かしていたが、雷は七苗の苦手なものの一つだった。 案の定、「全然大丈夫よ、平気」と強がる七苗だったが、雷鳴がするとギュッと目をつぶって身を固くした。 その様子を見たコウタロウは、毛布をかけてあげながら「うそ。ホントは怖い?」と言って、優しく抱きしめた。 この言い回しには、聞き覚えが。第1話で2度目に会ったとき、仕事もプライベートも楽しいと話していた七苗にコウタロウは「うそ。ホントは寂しい?」と言っていた。 「うそ」とズバッと言いつつ、「ホントは○○?」と優しく問い掛ける言い方。SNSには「破壊力」「言い方優しすぎて泣く」「1話のオマージュ」「トロける」「コウタロウの優しさが沁みる」といった反響が続々と上がった。 ■新たな約束を交わした七苗とコウタロウの関係の行方 続けてコウタロウが言った「約束しよう。これからは本当のことを言う。遠慮はなし」に同意した七苗。 七苗は、「本当は、雷は怖い。だから来てくれてうれしい」ということ、そして、コウタロウがランチに誘ったとき、七苗はすでに陽太と食べていたのだが「食べていない」とうそを言ったのは、「会いたかったから」と打ち明けた。 そしてコウタロウにも「何でも話して」と促すと、コウタロウは就籍といわれる戸籍を作るために家庭裁判所に出かけるも提出できなかったことを話し始めた。「ここで新しい名前作って、住所を持って、ゼロから始めようって思ってたんだけど…ホントにいいのかなって。今までどこかにいた本当の自分、なくしていいのかなって。後悔はないのか。いつか戻れる日が来たら…」と胸の内を明かした。 七苗はそっと寄り添って「話してくれてありがとう」と言い、コウタロウは「聞いてくれてありがとう」と返した。 また仲が深まる2人だが、コウタロウの記憶が戻ったときどうなるのか。第7話ではコウタロウが“過去の自分”が言っていたと思われる言葉が不意に出て、とまどっているシーンもあった。さらにラストでは八海のSNSにコウタロウの妹かもしれない人物から連絡があった。 次回、6月7日(金)放送の第7話では、ついにコウタロウが何者かが分かるようだが、そのとき七苗とコウタロウがどんな決断をするのか注目したい。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部