【漫画】糖分過多注意――"暇つぶし”から始まったクズなふたりのピュア恋に「尊いです」「いいぞ!もっとやれぇ!」と反響多数
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、軽薄なふたりがピュアな恋愛を繰り広げるラブコメ作品「クズカップルがピュアな恋をしてる話」をピックアップ。作者の七瀬あむさんが4月30日にX(旧Twitter)で同作を投稿したところ、そのツイートには1.6万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では七瀬あむさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。 【漫画】「クズバカカス男」と付き合ったら意外にも過保護だった…ギャップ萌えの純愛ストーリーに「ありがとうございます」の声 ■クズなふたりが織りなす純愛ラブコメがたまらない 希子とデートの待ち合わせをしていた響は、若い女性2人にナンパされてその気になっていた。鼻の下を伸ばしているところを希子に目撃されると、響は「口で言うならいっかな~って…」と言い訳をする。いわゆる"クズ男”である。 一方、久しぶりに彼氏ができた希子も、「てか、今までの彼氏だったのかすら危ういな…」と自分で言ってしまうほどの"クズ女”だった。 「本当なんで響みたいなクズバカカス男と付き合ってんだろ…」と自問自答する希子だったが、付き合ってからの響は、「今度ここ行ってみない?希子ちゃん好きそう」「大丈夫?足疲れてない?甘い物でも食べて休憩する?」など、希子に対してストレートに愛情を表現していた。そんな響に希子は、意外ながらもどんどん惹かれていったのだった。 恥ずかしさを誤魔化すためタバコに手を伸ばした希子だったが、響は希子の身体を心配して、強引に棒付きキャンディーをくわえさせる。実は響自身も、健康を気にしてタバコ代わりに飴を習慣化していたのだった。 「飴何本目なの?」と聞かれ、しれっと「ん?32本目」と答える響。糖尿病になった時は「希子ちゃんが俺の飯作って」と甘える響に対し、希子は「別にいいけど…卵焼きとか味噌汁とかなら…」と言って赤面したのだった。 見た目とは裏腹になんともピュアなふたりのやりとりに、読者からは「こういう軽薄だったりクズだったりするのが特定の相手には純粋に恋愛してるの好きです」「好きぃ…尊いです…」「いいぞ!もっとやれぇ!」などの声が上がっていた。 ■「自分の好きを詰め込んだ作品」作者:七瀬あむさんに聞く制作の背景 ――『クズカップルがピュアな恋をしてる話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。 創作きっかけは自分の漫画力を成長させるためにまずはキャラをしっかり作りこもうと思いました。 今までなぁなぁに作ってしまっていて現実味がなかったり、キャラ自体を中身事好きになるということがありませんでした。 とある作家さんと作業通話したときに『とりあえずキャラを動かしてみる』というのをお聞きして、こんな性格の二人がどういうやり取りをしてほしいかというのを念頭に落書きから始めました。 そこからだんだん希子と響が現実味を増したキャラになり、この二人の漫画を描こうと思いました。 私自身ベタな展開、ベタなギャップが好きでありきたりな内容にしました。 でも二人らしい物語がいいなと思い二人のキャラを大事にしながら作りました。 ――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。 描くうえでこだわったのは線画と塗りです!普段はあそこまで塗り込んだり描きこんだりしないのですが、画面の密度を出したかったので一話目は濃い目で描かせてもらいました。 響と希子の体格差を意識して描いてみたのでまた新たに見直してみてくれるとうれしいです。 あぁみえて響は結構過保護だったり、希子は喋らないけど響が大好きみたいな部分も見てほしいです。 ――本作の中で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。 たばこやめたの?という希子に対して「健康気にして飴にしてる、32本目」というところが大好きです。 落書きの時に描いた箇所なのですが絶対漫画に組み込みたいと思ってました(笑)。 たばこにしても飴にしても変わらないじゃん!っていうところと、あの見た目のお兄さんがたばこじゃなくて飴を摂取してるのもギャップがあっておもしろいなと思います。 32本もいけるか!と思うと思うのですが、響の性格なので嚙み砕いてます。確実に。 ――本作のほかにも、ラブコメ作品を多く描いていらっしゃいますが、作品のアイディアは普段どのようなところから着想を得ているのでしょうか。 基本はSNSを見て…というところですね。今まではXで流行ってるものを見てじゃあ自分はこういう物語にしようと、あくまで流行に乗っかる形でした。 響と希子に関しては自分のエゴで生まれたふたりで、流行も無視、見た目も私が好きな女と男、私が好きな性格、といった感じでエゴを皆様に押し付けてしまったところはあります(笑)。 響と希子を制作後はpixivの漫画をよくみています! そこからインスパイアされることが最近は多いです。 ――今後の展望や目標をお教えください。 クズ恋商業化!!したい!ですね。 まずは個人で色々楽しんで、その都度編集部にもっていこうとかなと思っています。 夢はでっかく持っていきたいです。 ――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 クズなふたりの恋の話を見てくださった皆様へ。 自分のすきを詰め込んだ作品を『こういうの好き』『こういうのでいいんだよ』と沢山コメントをいただき本当に励みになりました。 1話目で1万いいねいけたことは作家としてもとてもうれしく喜ばしいことです。 まだまだ画力や構成や演出など至らない点は多くありますが是非作家の成長とともに響と希子を見ていただけたら幸いです。 これからもよろしくお願いします!
【関連記事】
- 【漫画】糖分過多注意――"暇つぶし”から始まったクズなふたりのピュア恋に「尊いです」「いいぞ!もっとやれぇ!」と反響多数
- 【漫画】好きな子の対応がなぜか冷たい…二人のもどかしい関係性に「めちゃくちゃかわいい」「こっちまで照れる」の声
- 【漫画】悪役レスラーの女子高生と“頼まれたら断れない”男子高生の出会い…強く変わっていく姿に「最高だわ」「引き込まれる内容」
- 【漫画】新しい高校生活ではじまる ひっそりと生活する男子vsクラスで目立つイケメン男子の胸キュン青春BL「令和のBLを感じる」「めっちゃ続きが気になる」と反響
- 【漫画】1ヶ月だけ付き合った先輩と同じ高校へ進学…再会した彼の言葉に“胸キュン”必至「甘酸っぱい」「めちゃくちゃ尊い」