【解説】老朽化…首都高速「高速大師橋」あすから架け替え工事 “年末年始並み”の渋滞に宅配便が遅れる可能性も
■「高速大師橋」27日から架け替え工事 「年末年始並み」混雑が予想される区間は
首都高では27日から工事が行われる区間があり、注意が必要です。 東京と神奈川の都県境にある多摩川にかかる首都高速1号羽田線の「高速大師橋」は老朽化のため、27日から架け替え工事が行われます。 この工事にともない、27日午前5時から来月10日午前5時まで、横羽線の「大師出入口」から羽田線の「平和島出入口」の区間と、同じく羽田線の「昭和島ジャンクション」から湾岸線の「東海ジャンクション」までの区間の上下線が通行止めとなります。 これらの通行止め区間は、地図上で確認すると「ここだけか」と思うかもしれません。ただ、1番混雑する時間帯の午後4時~午後7時では、広い区間での渋滞・混雑が予想されています。 期間中、首都高や通行止め区間周辺の一般道路では「年末年始並み」の混雑が予想されているということです 例えば、神奈川県の「生麦ジャンクション」から「大師出口」までの区間は約10キロの距離で、通常なら最大30分で行けるところです。しかし、通行止め期間中は、通常の5倍以上の最大2時間半かかるとの予測が出ています。
■宅配便が遅れる可能性 “通行止め”は空港の近く…飛行機の利用にも注意
通行止めの影響で、宅配便も遅れる可能性があります。 ヤマト運輸は東京・神奈川・千葉の一部で、佐川急便は東京・神奈川・埼玉・千葉の一部で、荷物の配送の遅れが生じる可能性があるとしています。 通行止めは羽田空港の近くなので、飛行機の利用にも注意が必要です。バスの運行会社や航空会社は、高速バスなどの遅れや時間変更などに注意を呼びかけています。 また、電車やモノレールに切り替える人が多く見込まれることから、通常時以上に電車なども混雑する可能性があるということです。 首都高は車の利用を控えるほか迂回ルートの利用、混んでいる時間帯を避けるなど混雑緩和への協力を呼びかけています。 (2023年5月26日午後4時半ごろ放送 news every. 「知りたいッ!」より)