「電話料金を滞納…裁判止めるには現金が必要」ウソの説明で60代女性が約1億9500万円の特殊詐欺被害 1件の被害では大阪府内で「今年最高額」
大阪府内に住む60代の女性が、大手通信会社グループの職員を名乗る人物から「電話料金を滞納している」などと嘘を言われ、約1億9500万円をだまし取られる被害がありました。 大阪府内での特殊詐欺被害で、今年に入り1件の被害額としては最高額だということです。 警察によりますと、去年12月~今年2月にかけて、大阪府内に住む60代の女性が大手通信会社グループの職員を名乗る人物からスマートフォンに電話番号が入ったメッセージが届いたということです。 女性が電話したところ、「電話の利用料金を滞納している。裁判になるが、裁判を止めるには現金が必要」などと嘘の説明を受け、女性は64回にわたり合わせて約1億9500万円をだまし取られということです。 1件の特殊詐欺の被害額としてはは今年に入り最高額だということです。 ほかにも大阪府内に住む60代の女性は去年10月~12月にかけて、有名経済アナリストを騙った人物から勧誘を受け、金の投資名目で約5400万円をだまし取られたということです。 警察は不審なメールや著名人を騙った投資勧誘などに対して連絡したり個人情報を伝えないよう注意を呼びかけています。