【写真：産経新聞社】

　昨季は新井貴浩監督の下で2位に入り、5年ぶりのAクラス入りを果たした広島東洋カープ。虎視眈々とリーグ優勝を狙う今季だが、チームでは一軍出場の機会を掴めない選手もいる。特に長らく二軍暮らしが続く選手は、是が非でも一軍昇格を勝ち取りたいところだろう。そこで今回は、前年から一軍出場がない広島の選手を紹介したい。

髙木翔斗

【写真：産経新聞社】

投打：右投右打 身長／体重：188cm／93kg 生年月日：2003年8月12日 経歴：県立岐阜商 ドラフト：2021年ドラフト7位 　プロ3年目を迎えている髙木翔斗は、ファームでも苦渋を舐めている。 　県立岐阜商でプレーした髙木は、3年時に春夏連続で甲子園に出場。大型捕手の触れ込みでプロ注目の存在となり、ドラフト7位で広島東洋カープに入団した。 　しかし、入団後は打撃で苦しむことになる。プロ1年目、2年目はファームで出場機会を重ねていたが、2シーズンとも打率は1割台という成績に。 　そんな中、今季は自身初となる春季キャンプ一軍スタート。オープン戦でも6試合に出場して9打数4安打、打率.444とアピールした。 　ところが、その勢いは長く続かず。レギュラーシーズンでは二軍で打率1割台前半と低迷。課題が浮き彫りとなっている。 　一軍では”打てる捕手”の坂倉将吾が君臨する以上、さらなるアピールが必須。現在の状態が続くようだと、今季も一軍出場は厳しくなりそうだ。