西武株主総会、球団再建求める声相次ぐ 後藤高志オーナー「常勝軍団取り戻す改革進める」
西武ホールディングス(HD)の定時株主総会が21日、埼玉県所沢市内で開かれた。交流戦終了時点で借金25と最下位に沈むプロ野球西武について、株主から「勝つことが最大のファンサービス。チームを根本的に立て直していただきたい」などと要望が相次ぎ、会場からは拍手が起こった。 株主の一人は「チームが緩いのではないか。キャンプが短い、コーチが上(1軍)と下(2軍)の入れ替えで、外部からの血が入っていない」などと厳しく指摘。西武の後藤高志オーナーは「オーナーとして責任を痛感している。かつての常勝軍団を取り戻す改革を先頭に立って進めていきたい」と球団再建を誓った。 別の株主は「監督は、西武OBよりも勝てる監督を選んでほしい」と要望。西武の奥村剛球団社長は「成績が振るわず、大変申し訳なく思っている」と謝罪し、「球団内で議論を重ねて、監督代行は現状を把握している渡辺(久信)GMにお願いした。シーズン中なので、この布陣で上位を目指して戦っていく。意見をしっかりと受け止め、勝てるチームを作っていきたい」と述べた。