<観月ありさ>衣装は13キロ、まるで筋トレ「2時間が限界」 思わず笑っちゃう“偉人たちの雑談”も 「もし徳」撮影を振り返る
俳優の観月ありささんが、紫式部役で出演する映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」(武内英樹監督)が公開中だ。自身の変化や撮影の様子を聞いた。(前後編の後編) 【写真特集】47歳になった観月ありさ 重さ13キロ! 十二単を着た紫式部役のビジュアル 大人カジュアルな夏コーデの別カットも
◇偉人たちの雑談風景に浜辺美波もびっくり
映画「もしも徳川家康が総理大臣になったら」を手がけた武内監督は、観月さんとは1990年代に「ナースのお仕事」などで仕事をした旧知の仲。2021年の「劇場版 ルパンの娘」で“再会”した。「昔の私も知っていて、今の私も見てくださっている、信頼感も、安心感もある監督です」とうれしそうに話す。
映画は、コロナ禍の2020年、総理が急死。未曾有の危機に政府は「歴史上の偉人たちをAIで復活させ、最強内閣を作る」という最後の手段に出る……というストーリー。総理大臣の徳川家康をはじめ、織田信長、豊臣秀吉、坂本龍馬、紫式部ら、生きた時代の異なる偉人たちが内閣を構成する。
「設定だけで面白い」と笑う観月さんが演じるのは、紫式部。ほかに野村萬斎さん、GACKT(ガクト)さん、竹中直人さん、江口のりこさん、赤楚衛二さんら個性的な顔ぶれが偉人を演じる。撮影風景を想像するだけで迫力満点だ。
「衣装を着てメークをした偉人役の共演者のみなさんと一緒にいると、その光景に思わず笑っちゃうんですよ。(新人記者役で出演した)浜辺美波さんも、その様子にはびっくりした様子でしたね。扮装(ふんそう)のままで過ごした雑談タイムが本当に面白くって楽しい現場でした」
◇着ていられるのは2時間だけ 十二単に四苦八苦
一方、約13キロという衣装、十二単(ひとえ)の重さに苦労した。動きも制限され、着ている間は3~4人の手を借りて移動したり、姿勢を変えたりしたという。
「脱ぎ着も大変でしたが、着ているときは肩に衣装の重さがかかって、筋トレをしているようでした(笑い)。2時間ぐらいが限界だったので、切りのいいところで脱がせてもらって、また着て……の繰り返し。