給食の「ビワ」で100人以上からアレルギー反応…何が起きた? 果物によるアレルギー症状に「花粉症」が影響する可能性も…注意点は?
内科・アレルギー科 武本クリニック 武本祐 院長 「この食べ物にアレルギーがあるっていうことは分かっておられると思いますけど、なかなかPFAS(花粉食物アレルギー症候群)のことまで考えている人は少ないと思いますので、なぜか今まで出たことのないアレルギーが出たときに関しては、少し注意が必要だと感じます」 また必要に応じてアレルギー検査を受けるなど、自分のアレルギーを知っておくことも重要だということです。 それでは給食でのフルーツの提供について、鳥取県米子市ではどうなっているのでしょうか。米子市給食センターの場合は… 米子市教育委員会の担当者 「野菜などもサラダに使用するときは、加熱処理してお出ししているような状態でして、生の果物の場合は加熱処理ができませんので、提供していないというのが実態です」 こちらの給食センターでは、ビワに限らず、食中毒などへの対策として生のフルーツの提供しておらず、サラダなどで野菜を提供する際も、一度ゆでるなど加熱調理をしています。 米子市では今年度、卵や牛乳のアレルギーを持つ生徒・児童148人に除去食メニューを提供していて、年々、増加傾向だと言います。 米子市教育委員会の担当者 「除去食や対応食が必要なお子さんは年々増えている傾向です。子供たちだけの問題ではないと思うんですけれども、アレルギーを持っているそもそもそのお子さんですとか、大人もそうですけど、増えている。花粉症ですとか全般的に増えていっているので、そういったようなことが影響していると思います」 そのほかのアレルギーを持っている生徒・児童については、事前に提供する食材の情報を共有し、各家庭と相談しながら個別の対応を行っているということです。
山陰放送
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