帝京安積高和太鼓部 議場で力強い演奏披露 市議会100周年記念 市民ら200人聞き入る 福島県郡山市
福島県の郡山市議会100周年を記念した議場コンサートは4日、市役所議場で開かれた。帝京安積高和太鼓部のメンバーが力強い演奏を披露した。 市議会の主催で、9月定例会の開会に合わせて催した。議員席や傍聴席などに約200人の市民らが座り、演奏に聞き入った。 4度の日本一を経験した帝京安積高和太鼓部は、静かな海を思わせる前半部から徐々に太鼓の音を重ねる「天響(あまね)」と、手拍子する観客と共にリズムを刻む「帝京音頭MIX」を奏でた。 前部長の鈴木祐雅さん(3年)は「多くのお客さんに入っていただき、楽しみながら演奏できた」と語った。 開会に先立ち、7月21日に94歳で死去した市出身の作曲家で文化功労者の湯浅譲二さんの冥福を祈り、黙とうをささげた。 佐藤政喜議長は市議会100周年の節目を振り返り、あいさつした。「先輩議員が紡いできた市政発展への熱い思いを胸に、郡山市の次の100年に向けて何をすべきかを常に問い、市民の信頼に応え続ける」と決意を新たにした。
(郡山版)