『8番出口』開発者が”類似ゲーム”について言及、場所やシステムがまったく同じでなければ「全然OK」。ジャンル名を付けるのであれば“8番ライク”にしたいと語る
ゲーム開発者のコタケノトケケさんは12月22日(金)、自身のX(旧Twitter)上で『8番出口』の類似作品について、全く同じ場所やシステムでない限りオマージュゲームを歓迎する旨を投稿した。 『8番出口』は無限に続く、奇妙な日本の地下通路から脱出を目指す1人称の短編ホラーウォーキングシミュレーターゲームだ。本作は見覚えのある風景なのに何故か“不気味さ”を感じてしまうことを指す海外のミーム「リミナルスペース」をモチーフにして制作されたゲームとなる。 ゲーム内容としてはいたってシンプルで「異変を見逃さないこと」、「異変を見つけたらすぐに引き返すこと」、「異変が見つからなかったら引き返さないこと」、「8番出口から外に出ること」という4つの条件を守ることで、脱出を目指せる。 そんな本作は独特な世界観やシンプルなゲーム内容がXや配信者界隈でウケ、爆発的にヒット。発売後、開発者も知らない“異変”があることでも話題になり、偽物アプリが出現するほどにミーム的な広がりを見せた。 しかし、本作が流行るにつれ、『8番出口』と類似したゲーム性のタイトルも増えていき、12月22日(金)に開発者のコタケノトケケさんは「“既存の物の新しい組み合わせ”で新しいゲームが生まれると思っているので、全く同じ場所やシステムでない限り開発者としては全然OKです。」という類似ゲームについて寛容的に見ている旨を自身のX上で投稿。 あわせて『8番出口』についても、Steamにて配信されているホラーゲーム『I'm on Observation Duty』から着想を得ていることを語った。実際に『I'm on Observation Duty』のゲームルールを確認すると、プレイヤーは監視員となり、監視カメラを確認しながら部屋の中で起きた“異常”を見つけてレポート。コタケノトケケさん曰く、このシステムを“一人称視点で先に進むか引き返すか”に置き換えたのが『8番出口』だという。 ちなみに、『8番出口』をオマージュして制作されたゲームでいうと直近では『エスカレーター | Escalator』や『Station 5』などが発表された。いずれも舞台は異なるものの、“異変”を探して見つけたら引き返すというゲームルールは類似しており「リミナルスペース」をモチーフに制作されている。今後『8番出口』に似たゲームが増えていくことになりそうだ。 なお、もし今後類似作品が増え続けた場合コタケノトケケさんによるとジャンル名は語呂がいいので「8番ライク」と名付けて欲しいとのこと。 今後増え続けるであろう「8番ライク」なゲームも期待して待とう。
電ファミニコゲーマー:cookieP
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