「この橋ができて安心できる」と地元住民 台風で倒壊の橋…仮設橋が完成【岡山・鏡野町】
岡山放送
2023年8月の台風の影響で橋脚の一部が倒れ通行止めになっていた岡山県鏡野町の橋で、組み立て式の仮橋が完成し12月27日から通行が始まりました。 (中島一朗記者) 「今年(2023年)8月の台風7号に伴う増水により壊れた大石大木山橋です。この仮設橋が約4カ月ぶりに開通します。」 大雨の被害を受けた鏡野町上齋原地区にある集落です。橋脚が倒れ、一部が崩落した大石大木山橋できょう組み立て式の仮橋が完成し、午前9時に通行が始まりました。 仮橋は災害時に使用するため中国地方整備局が保有しているもので、長さは40メートルで幅は6.5メートル、最大20トンまでの車両が通行できます。 (地元の人は…) 「橋が流れた時は便利が悪く、非常に不安を感じたが、この橋ができて安心できる。今度は何も考えず生活できる」 (鏡野町建設課 牧野丈夫主幹) 「本格的な降雪時期に間に合うよう、橋梁かけられ感謝している。鏡野町はまだまだ被災したままの箇所、復旧に至っていない箇所が多々ある。今後早急に復旧に努めて参りたい」 町によりますと今回の災害における生活道路や農地などの町全体の復旧率は約2割に留まっているということです。新しい橋は2025年に完成する予定です。
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