衆議院選挙福岡2区・立憲民主党の稲富修二さん、小選挙区を初めて制す…自民党候補と5度目の対決
27日に投開票された衆院選で、自民党は有権者から厳しい審判を下された。派閥の政治資金問題に絡んだ前議員らが次々と敗れるなど議席は大きく減り、連立を組む公明党と合わせた与党でも過半数割れに追い込まれた。政権批判票を取り込んだ立憲民主党は大幅に議席を増やし、国民民主党も躍進した。「自民1強」が続いてきた政治が変わる見通しだ。 【写真】開票センターで笑顔を見せる立憲民主党の野田代表(27日午後11時、東京都千代田区で)
福岡2区
福岡2区では、立憲民主党前議員の稲富修二さん(54)が、自民党前議員で防衛副大臣の鬼木誠さん(52)との5度目の小選挙区対決を初めて制した。
無党派層が多い都市部で政権批判票が追い風となった形で、「地元からは『政治とカネ』の問題は許せないという声が大きかった」と勝因を振り返った。福岡市南区の事務所には支援者が詰めかけ、稲富さんは「『冬の時代』を支えていただいた」と謝意を伝えた。