【中山記念展望】ソールオリエンスが得意の中山でV発進狙う
「中山記念・G2」(25日、中山) 23年有馬記念以来の実戦となるソールオリエンスが今年の初陣を迎える。昨秋はセントライト記念で2着に敗れ、続く菊花賞も3着に敗退。古馬と初対戦となった年末のグランプリは8着と見せ場をつくれなかった。手塚師は「現状は千八から二千くらいがいいと思う」と分析。皐月賞でG1を制した中山の中距離戦で久々のVを狙う。 3度目のVを目指すヒシイグアスは、昨年のレース後、ひと息の内容が続いたものの、前走の香港Cでは日本馬最先着となる3着に好走。復調の兆しが見られる。堀師は「仕上がっているので、いきなり能力を出せると思います」と好感触だ。 ソールオリエンスと同じ4歳馬のエルトンバローズは、昨夏に頭角を現し、ラジオNIKKEI賞と毎日王冠を連勝。G1初挑戦となったマイルCSでも4着と存在感を示した。中山は初となるが、レースセンスがあり、舞台適性はある。 前走のマイルCSは12着に敗れたものの、重賞2勝馬で昨年の札幌記念で3着と見せ場をつくったソーヴァリアントも底力は上位。23年中山金杯の覇者でコース巧者のラーグルフ、22年皐月賞以来の勝利を狙うジオグリフ、23年京王杯SCの勝ち馬で久々の1800メートル戦に出走するレッドモンレーヴなど多彩なメンバーがそろった。