神戸市職員が撮影した阪神淡路大震災の映像を市役所で特別公開
神戸市は震災の経験や教訓を伝承するため「阪神・淡路大震災20年特別展示『1.17』の記録」と題した震災記録映像の上映が10日から神戸市役所1号館2階で始まった。期間は23日まで。
葛藤と戦いながら当時の広報課員が撮った映像公開
当時の同市広報課職員が震災発生直後から取り続けた映像に、撮影した元広報課員のインタビューを交えて編集した映像(約35分)を上映するという。 同市広報課の橋本暁彦係長は「どこの地点で撮られていて『17日の何時何分にどこから撮った』とかがわかりやすい内容です。そして、撮りながら撮影者が思っている言葉も時折入っています。私たち広報課員は記録することも大切な仕事。撮影した職員は、燃えている家などを目の当たりにし『火を消さな』『ビデオを回している場合ではない』と思いながらも『これが仕事なんや』とカメラを回していました」と話している。 期間は23日まで。上映時間は午前8時半から午後6時。土・日・祝日は午前10時から午後6時まで。23日は午後5時までの開催となる。 また、15日から21日までは、震災を経験した人から子どもたちへ、命の尊さと震災の教訓を伝えるメッセージも展示する。