【中日】1点リード守り切り連勝 小笠原慎之介が7回途中1失点の好投 福永裕基が逆転アーチ
<巨人1-2中日>◇2日◇松本市営 中日小笠原慎之介投手(26)が7回途中1失点の好投でチームを連勝を導いた。6回まで巨人打線を1失点。1点リードを死守したが、7回2死一、二塁の場面で清水に交代を告げられた。交代直後には三塁ベンチのシートを右手でたたく感情的なシーンもあった。「最低限(の投球内容)でした。最後まで投げたかった気持ちはあった。今日は中継ぎの皆さんに感謝です」。6月25日阪神戦(倉敷)に続き、地方球場での自身連勝も決めた。 打線では福永が今季チーム初の逆転アーチ。1点を追う5回1死二塁の好機に巨人山崎伊のシュートを左中間スタンドへ運んだ。「しっかりスイングができ、感触も良かった。得点圏で打てないことが多かった。チームの勝ちに貢献できる1本が打てたのは自信にしたい」。4試合連続で1番起用された新切り込み隊長がバットで打線をけん引した。 立浪監督は「最高です。得点圏で長打が久しぶりに出た。これから乗っていけるようにやりたい」と表情を緩ませた。球団もセキスイハイム松本では初勝利(3連敗)で、56年松本県営球場での国鉄(現ヤクルト)戦以来、68年ぶりの長野・松本市内での勝利になった。