全人類の上位2%のIQ『MENSA』にも合格 グラドル・日下部ほたるが〝資格マニア〟になったワケ
6月5日に1st写真集『いいなり。』がリリースされたグラビアアイドルの日下部ほたる。「何でもできる不思議な生き物」という愛称で42個の資格を持つ〝資格マニア〟としても知られる彼女が、43個目に取得したのは、全人類の上位2%の高いIQを持つ者だけが入会を許されるという『MENSA』の入会資格だった。 【写真集から特出し】さっきまで少女の顔だったのに…浴衣姿の日下部ほたるが見せた妖艶な表情 そんな高いIQの持ち主である彼女がいかにしてグラビアアイドルとなったのか。その生い立ちをひもとくと、資格を取り続ける理由も見えてきた。 MENSAは以前から受けてみたかったと日下部は言う。テレビ番組などでやっているIQクイズはけっこう解けていたので「もしかしたらいけるかも」と思っていたそうだ。子供の頃から勉強は好きだったという。 「子供の頃から、親が教育熱心で習い事にいくつも通っていました。例えばピアノ、水泳、体操、美術、あと何個あったけな……。友達と遊んだりもしていたけど、基本毎日習い事に行っていました。 ただ、お受験はしてなくて小学校、中学校は公立でした。親は受験についてはなぜかあまりうるさく言わなかったんですね。塾にも行っていませんでした。中学3年生の時に、周りがみんな行ってて、私だけ塾に行ってないから自分も行きたいって言って、ちょっとだけ行きました。でも中学の成績はオール5で、たぶん一番良かった」 父は自営業で母は看護師という普通の家庭環境だったそうだ。高校も公立でトップの学校に進学する。だが、毎日の習い事と勉強をこなし、成績は常に優秀だったという彼女の日常は高校1年生の時に突然暗転する。 「最初は体の不調でした。ちょっと休みがちになってきて。それまで習い事とか勉強とか、いろいろ頑張りすぎてきたのかもしれません。習い事に行きたくないっていう感情より先に、なんか体がもう動かない。行きたくてもどこにも行けない。 でも、習い事が嫌だと思ったことはないんです。そもそも嫌っていう感情があんまりわからなかった。おそらく、それまではこれがしたいとか、これが欲しいとか自分の希望を言ったことがなくて、そんなふうに流されてる自分がなんなんだろうと思っちゃったんですね。でも、その時は理由はわからなくて、ただ体が言うことを聞かなかったんです」 それでも、高2の途中までは学校にも行っていたが、やがて完全な引きこもり状態に。学校も習い事も辞めてすべてを失ってしまった。食欲がなくなり、体重も10㎏減った。死にたいと思ったこともある。しかもその頃は母親との関係もいいものではなかったという。 「母親はもちろん心配していたと思うんですけど、病気になったことよりも、学校に行けなくなって何もできなくなった私が嫌なのかなっていう思いが、その時の私にはありました。それで、ギクシャクしていって家にも居づらくなっていました。逆にそれまであまり話すことがなかった父親とは、私が体調を崩してからは話すようになって、私の気持ちを聞いてくれたりもしました。でも、それで少しずつ回復してきた頃に、父は死んじゃったんです。 母と私の2人きりになると、母は父が亡くなったことでどんどんメンタルがひどくなっていきました。それから私がバイトを始めたり仕事をするようになって、最終的に私と母は関係が改善しないまま、そのまま疎遠になってしまったという感じです」 「親に反発したことがなかったから、溜め込んで病んでしまうほどになってしまったのかも」とも。その後、日下部はアルバイトを経て、グラビアアイドルとなるわけだが、本人いわく「グラビアも最初からやりたかったわけではなかった」そうだ。最初はとにかく生活しなきゃ、これまで失った時間を取り戻さなきゃと必死になっていた中で、就職が決まるまでのバイト感覚で始めたたばこのキャンペーンガールがきっかけだった。 「何もわからないまま『こういう案件があるからやってきて』ってコンパニオンの事務所で言われて、始めたんですけど、 すごい楽しくて、ハマっちゃったんです。 プロモーションが面白くて、お客さんと喋るのもすごく楽しかったし、周りの人にもプロモーションうまいねって結構褒められるようになって。販売成績がすごく良かったんです。 2年連続でそのタバコの会社でキャンペーンガールの中での年間全国最優秀賞に選んでいただきました。 頑張った結果を人に認めてもらえることが楽しかったから、バイト感覚だったのに続いちゃったんですね。でも、それが本当にやりたかったことだったかというと……。やっぱり私ってハマると何でも楽しんでやっちゃうんですよ。 そのキャンペーンガールを続けていたら、撮影会にも出るようになって。撮影会をやっているうちに、だんだんグラビアもやるようになったっていうわけですね。ほんと、ただ、ずっと流されてきてる(笑)。でも、それで悩んだりすることはもうないですね」 高校の時の〝転落〟が強烈すぎる経験だっただけに、今は本当に辛いと思ったり、落ち込んだりすることはなくなったという。あの時の経験を通して「流される」自分を客観視して楽しむという境地にいたることができたのかもしれない。 資格をたくさん取るようになったのは2年前から。その時点で漢検1級など5~6個持っていたというが、多い時には月に3つというペースで資格を取り続けている。小型船舶、ガス溶接、フォークリフト、大型二輪、狩猟から蕎麦打ちまでその数42。中には1日講習を受ければ取れるような資格もあったそうだが、さすがに簡単に取れるものは少なくなってきたとか。 「次は、夏に気象予報士を受けようと思っています。1月に1回受けて、学科と実技のうち学科は受かったんで、次は実技だけ受けます。資格を取るのは楽しい。趣味ですね。いろいろなことに楽しみながら取り組むことができるのは、子供の時に習い事をたくさんやらされたおかげかもしれません」 かつては「嫌なことがなくて流されている自分」にずいぶんと思い悩んだこともあった日下部だが、写真集のタイトル『いいなり。』のように、彼女の魅力は流されれば流されるほど、輝くのかもしれない。 6月14日発売の『FRIDAY』6月28日号ではさらに過激な写真集の未公開カット4Pを掲載している。
FRIDAYデジタル