【陸上】全日本競歩能美大会に川野将虎、丸尾知司、園田世玲奈ら代表経験者そろう パリ五輪代表選考会の一つ
3月17日に行われる第48回全日本競歩能美大会のエントリーリストが発表されている。 川野将虎 1時間17分台も4位で涙飲む「未熟でした」個人で五輪遠のくも35kmから価値ある挑戦 この大会はパリ五輪代表選考会の一つ。選考の優先順位はすでに終えている日本選手権20km競歩だが、今大会も重要なレースとなる。 男子20km競歩は日本選手権で優勝した池田向希(旭化成)が代表に内定し、2・3位の濱西諒(サンベルクス)と古賀友太(大塚製薬)も派遣設定記録を突破したため、代表入りは濃厚。しかし、パリ五輪で初めて実施される男女混合競歩リレーの代表争い(※選考要項は未発表)を占う上でも外せない。 日本選手権上位3選手は出場しないが、同4位で35km競歩で世界選手権2大会連続メダル獲得の川野将虎(旭化成)がエントリー。ロングで世界トップウォーカーの一人だが、20kmにも対応して1時間17分59秒をマークした。派遣設定記録をクリアしながらトップ3に入れず涙に暮れたが、気持ちを切り替えて果敢に挑戦する。 21年東京五輪50km競歩代表で、世界選手権(17年ロンドン、23年ブダペスト)にも2度出場している丸尾知司(愛知製鋼)、アジア選手権金メダリストの村山裕太郎(富士通)がエントリーしている。 女子20km競歩には、35km競歩でブダペスト世界選手権入賞の園田世玲奈(NTN)や、ベテラン・渕瀬真寿美(建装工業)、熊谷菜美(関彰商事)らが登録した。女子は日本選手権で派遣設定記録(1時間28分30秒)を突破して優勝してパリ五輪内定の藤井菜々子(エディオン)のみ。そのため派遣設定記録をクリアして優勝すれば選考で優位に立つ。 第18回日本学生20km競歩も併催。男子は昨年の日本インカレ2位の吉川絢斗(東学大)や萬壽春輝(順大)、女子はアジア選手権代表の内藤未唯(神奈川大)、日本インカレ4位の石田さつき(武庫川女大)らがエントリーした。 全日本競歩能美大会は能美市営コース(往復1.0km)で行われ、男子は8時50分、女子は10時35分にスタートする。
月陸編集部