告訴状が受理された後、報道陣に対応する三代純歌

　ザ・ドリフターズの故仲本工事さん（享年81）の内縁の妻で歌手の三代純歌（みだいじゅんか＝56）が週刊新潮、女性自身、週刊女性の報道により歌手活動に影響を受けたなどとして、偽計業務妨害と名誉毀損で週刊誌発行元の3社を刑事告訴し、神奈川県警に受理されたと明かした。本人が30日、同県警前で取材に説明した。 　仲本さんが2022年10月に事故死した前後に、週刊誌3誌に純歌がドリフターズの加藤茶に厳しく責められたと報じられたほか、「モンスター妻」「鬼妻」などと伝えられた。これを受けて純歌は発行元3社を相手取り、損害賠償を求めて民事訴訟を起こして係争中だ。 　民事だけでなく刑事告訴にも踏み切ったのは「皆さまに本当の真実を分かっていただきたい」との強い考えがあり、事実関係について正確な捜査が必要だと思ったという。「民事ではできない捜査を」と訴えた。 　ただ「ウソの内容で、3社が一緒になって書けるのはおかしいと思う」と首をかしげる場面もあった。3社に対しては「どういう思いで私をここまで追い込もうと思ったのか。許せない」と怒りと悔しさをにじませた。 　偽計業務妨害罪にも該当するとした理由については、仲本さんが亡くなった後の歌手活動に深刻な影響が出ているためとした。実際に、これまでの営業先に断られることがあったといい「ここまで〝悪い〟っていう印象を与える人間の歌をお客さまも聞きたいと思わないだろうし…。呼ばれる可能性はなくなってきている」とうなだれた。 　報道で名前が挙がった加藤とは「会ってない。病院にお見舞いに来た時もお礼を申し上げた以外には話してない」という。報道陣から、一連の騒動について加藤本人が法廷で証言する可能性があると思うかと問われると、「（加藤の所属）事務所としてもこういうことは煙たがると思うんです。裁判所に出向くとか、証言するとか。こちらとしてもお願いはしてないです」と話すにとどめた。