【スーツにインナーダウンはアリか? ナシか?】オジサンが知っておくべき、着こなしのポイントとは??
いまやユニクロやワークマンからも発売される令和世代の新定番ですが…
暖冬傾向の本年度とは言え、12月ともなるとやはり早朝はグッと冷え始め、コートやマフラーの出番が増え、結果 荷物も多くなってきました。 ジジ臭い陣羽織に見えない、ダウンベストの着こなし術って となると、重いアウターは避けたくなり、手軽で軽量なインナーダウンが気になってきますよね。
近年、ニットやカーディガンに迫る勢いで若年層からじわじわと支持層を広げているインナーダウンは、2010年代前半~中盤に ENGINEERED GARMENTS(エンジニアド ガーメンツ)のデザイナー 鈴木大器氏が、雑誌のスナップで登山用品メーカー、モンベル(mont-bell)の「スペリオダウン」をレイヤードスタイルで着用し、注目されたのが おそらく流行のきっかけでしょうか。 その後、鈴木氏のブランドも束ねる「ネペンテス」以外のセレクトショップでも取り扱い および別注が始まり、ドメスティックブランドからも続々とリリース。 ついにはユニクロ、そして急成長したワークマンからも登場するほど、冬の日本における定番アイテムとして定着しました。
そんなインナーダウンは大きく分けるとラウンドネックとVネックの2種、加えてアームが長袖かベストかの2パターン、計4タイプに分類されます。
余談ですが、半袖も存在しており『暖を得るためのダウンなのに なぜ?』という……、かなり攻めた仕様なので、今回は割愛します。
一応、スーツに合わせるスタンダードとしては、アームのシルエットを崩さず、かつネクタイも映えるVネックのベストタイプがお薦め。 ツヤ感がなくマットで落ち着きのあるブラックやチャコールグレー、ネイビーといったカラーリングであれば、浮いた印象にもなりません。
ちなみに、ベストをジャストではなくオーバーサイズにしてジャケットの上から羽織るスタイリングも存在しますが、これは上級者用のテクニックなので、2着目以降にチャレンジするのが吉。 ネクタイの柄とダウンの縫い目をマッチさせるくらいできれば、オシャレ度合い的にもパーペキです。