広島市中区流川町の繁華街であったビル火災（住民提供）

　15日午前2時ごろ、広島市中区流川町の7階建てビル「新天地みどり館」で「3階から煙が出ている」と通行人から119番があった。市消防局や広島中央署によると3階を全焼し、4、5階の外壁も焼いた。 【写真】広島市中区流川町の繁華街であったビル火災（計4枚） 　消防車12台が出動し、約1時間10分後に鎮火した。客や店員は避難しけが人はいなかった。3階は飲食店で、この日は営業を終えていた。同署が出火原因を調べている。 　同ビル1階の居酒屋で働く40代男性は「火災報知器が鳴り響いて驚いた。最初は白い煙でお客さんを案内して急いで逃げ、その後一気に火が出た」。周辺で飲んでいた西区の50代男性は「ガラスや蛍光灯が割れてすごい音がした。延焼しなくて良かった」と話していた。現場は新天地公園付近の飲食店が立ち並ぶ繁華街で一時騒然とした。