アトレティコがフリアン・アルバレス弾でオサスナ撃破…クラブ新記録の公式戦14連勝を達成!ラ・リーガ“冬の王者”に輝く‼︎
12日のラ・リーガ第19節、アトレティコ・マドリーは本拠地リヤド・エア・メトロポリターノでのオサスナ戦を1-0で制した。 クラブ記録タイとなる公式戦13連勝中のアトレティコ。このオサスナ戦に勝利すれば新記録を樹立できるだけでなく、ラ・リーガ前半戦を首位で終えて、“冬の王者”に輝くこともできる。 シメオネ監督はGKオブラク、DFモリーナ、ル・ノルマン、ラングレ、ガラン、MFジュリアーノ、デ・ポール、バリオス、ギャラガー、FWグリーズマン、フリアン・アルバレスを先発させ、4-4-2のシステムを使用している。 立ち上がりからボールを保持したアトレティコは、8分に一瞬だけスコアを動かした。ジュリアーノのスルーパスからモリーナが右サイドを突破すると、その折り返しをグリーズマンが枠内に押し込む。だが、背番号7が右腕でボールに触れていたとして、オンフィールドレビュー後にゴールは取り消されてしまった。 アトレティコは13分にも決定機を迎えた。ジュリアーノが右サイドを独走し、そのままボックス内右に入り込んで横パス。だがアルバレスが右足で合わせたボールは威力なく、GKセルヒオ・エレーラに止められた。アルバレスはさらに28分、今度はデ・ポールの浮き球に頭で合わせたものの、こちらも威力を欠いてオサスナ守護神にセーブされている。 アトレティコは徐々に勢いを落とし、オサスナの攻撃も許しながらスコアレスで前半を終えた。シメオネ監督はハーフタイム、ギャラガーを下げてサムエウ・リーノを投入している。 迎えた後半、観客の応援を背に再び攻勢を見せたアトレティコは、55分にようやく先制点を決めた。右CKの場面、グリーズマンがショートコーナーからデ・ポールのリターンを受け、ファーにクロスを送ると、そこに走り込んだラングレが頭でボールを内に折り返す。これをフリーで受けたアルバレスが、左足のシュートで今度こそネットを揺らした。アルバレスは今季公式戦13点目(ラ・リーガ6得点目)で、グリーズマンを1点上回りチーム内得点王となった。 リードを得た後にはオサスナの反撃を受け、堅守速攻で追加点を狙うアトレティコ。シメオネ監督は74分、78分と縦tづけに交代カードを切り、ジュリアーノをマルコス・ジョレンテ、アルバレスをアンヘル・コレアに代える。この日も精力的かつ情熱的に右サイドを駆け抜けたジュリアーノ、点を決めたアルバレスを観客は喝采で称えていた。 終盤、アトレティコは追加点こそ奪えなかったが、ここまでわずか12失点という圧倒的な守備力によってオサスナの同点ゴールも許さず、おなじみのスコア“1-0”で試合終了のホイッスルを聞いている。 アトレティコは公式戦14連勝。2012年にシメオネ監督自身が打ち立てた1勝上回りクラブ歴代連勝記録を更新した。そして勝ち点を44として、レアル・マドリーと1ポイント差の首位で今季ラ・リーガを折り返すことにも成功。最後にラ・リーガ優勝を果たした2020-21シーズンも“冬の王者”となったアトレティコだが、再現はあるのだろうか。