【J2優勝】清水の秋葉監督「もってますねぇ」とV弾・蓮川を労い「リーグ戦もルヴァンも天皇杯もタイトルにこだわる」と来シーズンの戦いを見据える
明治安田J2第37節〔清水1-0いわき〕アイスタ 清水がJ2優勝を決めた。後半36分、MF西澤のコーナーキックをニアでMF中村が触ると中央でDF蓮川が頭で押し込みこれが決勝点。FC横浜が栃木と引き分けたため1試合を残して清水のJ2優勝が決まった。
試合後の会見で秋葉忠宏監督は「前半は歯がゆかった。もっともっとできる」と、勝利したもののいわきのロングボールへの対応や前線のプレッシャーに苦戦を強いられたゲーム序盤を振り返った。そうした中、前半からセットプレーでチャンスを作りだしていた清水。0-0のハーフタイムには参謀・依田コーチが蓮川に、セットプレーの際にゴール前に入るように指示。ベンチワークの結果生まれた決勝ゴールについては「もってますねぇ」と、J初ゴールが優勝決定弾となった蓮川やコーチ陣を称賛した。 昨季途中、コーチから監督に就任しチームを昇格争いまで立て直すも惜しくもJ1復帰を逃した指揮官は「優勝する、昇格する、サポーターが作り出す空気感がホームの無類の強さにつながった。サポーターファミリーに感謝している」と、今季わずか1敗と圧倒的な強さを誇ったホーム・アイスタにつめかけたサポーターへの感謝の言葉を口にした秋葉監督。その表情はすでに、監督として自身初となるであろうJ1での指揮を見据えていた。「あと1節。2日間しっかり休んで、ゆるくならないように、来シーズンを見据えた試合を全員で襟を正していきたい。勝って2024年シーズンを終えたい。来年以降はリーグもあればルヴァン、天皇杯、タイトルにこだわりながら、またこの景色がみられるように」と、再びホームで行われる最終節10日の熊本戦へ気持ちを引き締めていた。