全焼の木造家屋から4遺体、出火原因や身元特定急ぐ 現場に知人が花束手向け 鹿児島・南さつま
1日夜、鹿児島県南さつま市金峰町宮崎の無職女性(98)方から出火し、焼け跡から4人の遺体が見つかった火災で、南さつま署は3日、同市消防本部などと合同で実況見分した。出火原因は分からず、引き続き調べ、DNA鑑定などによる身元の特定を急ぐ。6日に司法解剖する予定。 【写真】〈関連〉火災現場で花束を手向け手を合わせる人たち=3日午前、南さつま市金峰町宮崎
同消防本部などによると、木造2階建て住家は激しく燃えており、2階の床部分が焼け落ちていた。女性は長男(76)と長男の妻(76)、長女(67)と4人で暮らしており全員と連絡が取れていない。同署は遺体がいずれも住人の可能性が高いとみている。 火災現場では長女が所属する地元テニスクラブの仲間8人が花束を手向けた。枕崎市の男性(75)は「明るく活発だった。無事を祈るが彼女だとすれば早すぎるし悲しい」と語った。
南日本新聞 | 鹿児島