栃木県内9月の有効求人倍率1・15倍 高校新卒者の内定率は過去最高
とちぎテレビ
9月の県内の有効求人倍率は1・15倍で、前の月をわずかに上回りました。 栃木労働局によりますと、県内で仕事を求めている人1人に対して何人の求人があるかを示す有効求人倍率は9月は1.15倍で、前の月を0・01ポイント上回りました。 雇用の先ぶれを示す新規の求人倍率は2・01倍で前の月より0・1ポイント下回りました。 新規の求人について、産業別に前の年の同じ月と比べると、医療・福祉の分野で複数の事業者が新しい施設を開設するのにあたって求人があり5・9%増加しました。一方、小売業や宿泊業など多くの産業で減少しこのうち建設業では資材が高騰する物価高の影響で工事の受注が減ったことなどが要因です。 そして、来年3月に卒業を予定している高校生の就職内定率は9月末時点で71・1%でした。これは統計上比較ができる1997年以降過去最高で、70%を超えたのも初めてです。 人手不足で特に若い世代を確保したい企業が採用に向けて積極的に動いたことが理由だということです。
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