沖縄を描いた映画「遠いところ」 工藤監督に新人賞 日本映画監督協会
日本映画監督協会は3月26日、第64回日本映画監督協会新人賞に、映画「遠いところ」の工藤将亮監督が選ばれたと発表した。 【写真】映画の一場面
「遠いところ」は、コザを舞台に、幼い息子と暮らす17歳の少女が、暴力や貧困など過酷な現実に直面する姿を描いた。 平山秀幸選考委員は「地元出身ではない監督や出演者たちが、沖縄の生活に浸かった映像を作ったのは驚異的だ。覚悟が必要だったと思う」とコメントした。 工藤監督は京都府出身。本作は長編3作目。本作はこのほか、ぴあフィルムフェスティバル第5回「大島渚賞」、第37回高崎映画祭の新進監督グランプリを受賞した。 (田吹遥子)
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