無駄にしないで! 皮をむかずに食べるべき果物と野菜5
桃とキウイ
果物のうぶ毛に抵抗を感じる人もいると思うけれど、リー博士によると、このうぶ毛のある皮には、消化器官の健康と免疫力に大きな影響を与える食物繊維とビタミンが豊富に含まれているという。さらに、キウイの皮は免疫力を高める重要な抗酸化物質のビタミンEをとくに豊富に含むそう。 食感が気になる人は、皮にどれだけ貴重な栄養素が隠れているかなんて、どうでもいいかもしれない。けれど、皮を捨てる前に一度よく考えてみて。ピーチコブラーにして煮詰めたとき、本当に桃のうぶ毛の食感に気が付く? または、一口大に切ってサルサに混ぜたら? ピーラーを使わなくても大丈夫な場面があるかもしれない。
柑橘類
通常、柑橘類は皮をむく必要があるけれど、皮を捨てる前に立ち止まってみよう。レモンやライム、オレンジの皮は生食には向かないけれど、砂糖にすり込んだり、シンプルなシロップに入れてみたり、砂糖漬けにして自家製フルーツケーキやミンスパイの材料に使うことができる。 もしこれらがダメでも、ネグローニやオールドファッションドなどのカクテル用に柑橘類の皮をとっておくのも一つの手。抗酸化物質の豊富なカクテルの飾り付けで、友達とカクテルタイムを楽しんでみては?
最後に
皮を積極的に食べる気になった人に、覚えておいてほしいことがある。まず、消化器系の問題を抱えやすい人は、食物繊維を意識的にゆっくり摂取するのが賢明だとリー博士はアドバイス。さらに、清潔さにも十分注意して。「果物と野菜は食べる前によく洗う」よう、リー博士は推奨している。野菜や果物に噴霧された「殺虫剤や化学物質」が皮の残留物として残っている可能性があると、彼女は警告。また柑橘類の表面にワックスがかかっている場合は、食べないようにしよう。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images ※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。