交流人口の拡大など飛躍の年に…政財界トップが新年祝賀交歓会【長崎市】
テレビ長崎
長崎スタジアムシティ開業など「100年に一度」のまちづくりが進む長崎市で県内の政財界のトップが一堂に会する新年恒例の祝賀交歓会が6日、開かれました。 長崎商工会議所が開いた新年祝賀交歓会には、国会議員や企業のトップなど約600人が出席しました。 長崎商工会議所の森拓二郎会頭はあいさつで、「長崎スタジアムシティの開業による新たなにぎわいの創出やクルーズ船などを始めとしたインバウンドの復活など、地域経済は緩やかに回復している」と述べました。 森拓二郎 会頭 「緩やかに回復するという基調は継続すると思うが、それが力強い回復の足取りになるかはわからない」「交流人口の増加、それも飛躍的な増加を今年は期待している」「(去年は)交流人口を増やすためのインフラ設備の整備ができた」 交流人口増加の核となるのが、2024年10月に開業した長崎スタジアムシティです。 リージョナルクリエーション長崎 岩下英樹社長 「長崎に足を踏み入れるきっかけになるのがスタジアムシティ。その先に浜町や、駅周辺ではない文化施設を含め、そこに足を伸ばしてもらうのは流れとして絶対できると思っているので、そのきっかけづくりになれれば」 一方、雇用環境や県民の暮らしについては・・・ 三菱重工業 外野雅彦シニアフェロー長崎造船所長 「ものづくりに関しては人材の不足、確保が難しい。長崎でものづくりをしているということを知ってもらい、人材の確保に取り組まなければならない」 十八親和銀行 山川信彦 頭取 「賃金が高くなっても生活コストが高くなったら住みづらくなるので、そのバランス。もう一度長崎に住む人の声に耳を傾けて取り組んでいく必要がある」 経済の回復へ、この1年は? 日本銀行長崎支店 伊藤真 支店長 「物価や賃金が変動しても良いという形に経済構造が変わってきているので、これを戦略的に使い、経営収益の拡大に活用することに知恵を絞る1年になるのでは」 また、長崎市では今月28日から3日間、全国の商工会議所から約1500人が集まる観光振興大会が開かれます。 長崎商工会議所は「大会を通じて長崎の魅力を伝え、交流人口の増加の契機にしたい」としています。
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