「二塁と三塁の層を厚くする」ドジャース、31歳ユーティリティ内野手とマイナー契約「控え選手に求める多才さを備えている」
ロサンゼルス・ドジャースが、シカゴ・カブスからFAとなったデビッド・ボート内野手とマイナー契約を結んだことを12月14日(日本時間15日)、MLB移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』が報じた。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 31歳ボートは、2018年にメジャーデビューを果たすと、210打席に立ち、打率.239、出塁率.319、長打率.408をマーク。守備では5つのポジションを守りチームに貢献し、19年に5年1500万ドル(約23億円)の契約を締結した。 その上で、同サイトは「カブスのファーム時代には注目に値する有望選手ではなかったが、少なくともユーティリティ内野手としては適していると思われ、チームは妥当な投資だと考えた」とユーティリティ性が評価されていたことを伝えた。 また同サイトは、31歳ボートの20年シーズン以降の過去175打席で、打率.272、出塁率.320、長打率.420という記録を残したことを伝えた上で、「非常に立派な成績を残しており、wRC+は『110』となっている。またボート選手は主に二塁と三塁でプレーしており、一塁、遊撃手、両隅の外野のポジションでも数試合プレー経験がある。ドジャースが控え選手に求める多才さを備えている」と高く評価した。 さらに同サイトは、ボートについて「ドジャースの内野陣は混み合っており、特に25年にムーキー・ベッツがチームの先発遊撃手として予定されている今、その傾向は顕著だ。ロースター入りすれば、マックス・マンシーとギャビン・ラックスに続く三塁と二塁の層を厚くすることができる」と期待を示した。 しかし、同サイトは最後に「この充実したロースターでキャンプに参加しない場合、ボートは他チームでプレーする明確な道筋を追求するために契約を破棄することを検討するかもしれない。あるいは、ドジャースのファームにはMLB経験のある層があまりないため、マイナーリーグに残る可能性もある」との予測も伝えた。 構成●THE DIGEST編集部