例えばカンボジア 書き損じはがき17枚分で子どもが1カ月学校で学べる…はがき・切手の収集 鹿児島はユネスコ協会で2年連続最多「一層のご協力を」
鹿児島ユネスコ協会(吉田浩己会長)は、途上国で教育の機会に恵まれない人々を支援するため、書き損じたはがきや未使用の切手、金券(商品券や図書カードなど)の提供を呼びかけている。換金し、人々が無償で学べる場の支援に充てる。 1989年に始まった「世界寺子屋運動」の一環。例えばカンボジアでは、はがき17枚分で子どもが約1カ月、学校に通えるという。 鹿児島県では昨年度、合わせて約5万2000枚のはがきや切手が集まり、運動に参加する約150のユネスコ協会で2年続けて最多だった。吉田会長は「世界各地で紛争が起こり、教育を受ける機会が危ぶまれている中、一層の協力をお願いしたい」と話した。 2月末まで郵送か、持ち込みで受け付ける。〒890-8577、鹿児島市鴨池新町10の1、県観光・文化スポーツ部文化振興課内、同協会事務局=099(286)2537。3月11日には、集まったはがきなどの仕分けを5年ぶりに県庁で行う予定で、そのボランティアも募集している。
南日本新聞 | 鹿児島