「僕らが描かかなどうするんやという気持ちです」 神戸の子ども描いた阪神淡路大震災の原画展 被災者から実体験聞き絵に
ABCテレビ
震災から30年、子どもたちが描いた絵本の原画展が開かれています。 激しい揺れから、妻を守る夫。がれきのあいだを病院へ向かう車。暗闇の中、懐中電灯に照らされて生まれてきた赤ちゃん。 会場には、絵本の原画約70点が展示されています。 神戸市の絵画教室「アトリエ太陽の子」の子どもたち132人が、命の尊さを語り継ぐために震災当日の実体験を、当時の被災者から直接話を聞いて絵にしました。 (「アトリエ太陽の子」主宰代表・中嶋洋子さん(72))「神戸の子やから、僕たちが描かなかったら誰が描くと、僕らが描かかなどうするんや、私たちが描かかなどうするんや、という気持ちです。」 原画展は16日まで開かれています。絵本は、来年1月17日に出版される予定です。
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