【独自】寄付で無関係ポスター…直撃のエステ店長「すごくいい経験できた」正式候補者「本音は売名」 都知事選“掲示板ジャック”108カ所徹底調査
30代エステサロン店長「すごくいい経験ができた」
都民の税金が使われる掲示板を利用し、都民以外が宣伝効果を得る。 ピンク色のポスターに写るのは、都知事選の立候補者とは全く関係の無いパッチリとした目の女性。そのポスターに写る女性本人が取材に答えた。 ーーいつ貼ったんですか? 寄付でポスター掲示板を得たエステサロン店長(30代): (6月)20日の夜ですね。旦那と旦那の友だちに貼りに行ってもらいました。 私としては(店の)宣伝とかっていうよりは多くの人の目につくことで。 うちの店に行きたいですってことじゃなくって普通に応援してますとか、友達とかが「すごい何これ?出馬するの?」とか。 いろんな人がびっくりして連絡をくれたりするっていうのは個人的にはやっぱすごくうれしいっていうのがあって、(人と)つながるツールにそれを使うなって言われたらそうなんだけど、すごくいい経験ができたというか。 女性は、税金が使われている掲示板を利用し、人とつながる喜びを味わえたと話すと同時に、ある思いも口にした。 寄付でポスター掲示板を得たエステサロン店長(30代): 自分がそれを体験してみることで、こういうお金もかかってるんだなと。 選挙ポスター全然いらないんじゃない?って思います。 そこにお金使うんだったら、もっと違うものに税金使ってほしいですし、今時代的に違うんじゃないかなと。
正式な候補者「本音としては売名」
一方で、掲示板の24枠を寄付した人に譲った政治団体の正式な候補者はこう話す。 「ある政治団体」から立候補したA氏: 政治家志望なので、もし都知事になれればなりたいですが、本音としては売名です。 YouTubeやSNSでバズると、次の選挙でも有利になることもあります。例えば次、区議会選に出たとしたら、「何か見たことある」となるわけです。 “名を売りたい”と出馬したにも関わらず、掲示板の枠が他に譲られたこの候補者はこうも話した。 「ある政治団体」から立候補したA氏: 自分も寄付をして掲示板2カ所にポスターを貼っています。5000円を2口です。