避難所マニュアルを映像化、DVD制作 熊本市の秋津まちづくりセンター、貸し出しも
熊本市東区秋津まちづくりセンターが市の「避難所開設・運営マニュアル」を映像化してDVDにまとめた。地域と行政、施設管理者が連携して地震時の対応に当たる様子を再現ドラマや訓練の映像を交えて紹介。東区の各まちづくりセンターで貸し出している。 3分のダイジェスト版と28分の本編を収録。まちづくりセンターや東区職員4人と秋津校区防災連絡会員ら地域住民14人が出演し、市消防局なども協力した。 ドラマは熊本市で震度6弱の地震が起きた想定。住民らが近くに住む高齢者に声をかけて避難し、職員らが施設の安全を確認してから避難所を開設する様子などを描く。親しみやすいよう、出演者は熊本弁を使っている。 2021年に秋津校区防災連絡会が仙台市のマニュアルのDVDを視聴したことがきっかけで映像化が決定。今年2月に制作を始め、4月に22枚を作った。 同まちづくりセンターの北口万起所長(56)は「防災に関係ない人はいない。多くの人に見ていただきたい」と呼びかけた。(諌山美羽)