フジモン、渡部建、TKO…不祥事から地上波に「復帰できる人、できない人」の違いは”ギャップ”か
人気タレントが不祥事を起こすと、テレビ業界は大わらわとなる。最近では、『FUJIWARA』藤本敏史(52)が当て逃げ事故を起こして、10月11日に芸能活動の自粛を発表した。 【画像】当て逃げ騒動をFUJIWARA・フジモンに直撃すると…… 「フジモンはレギュラー番組こそ0本でしたが、″おじさんガヤ芸人″として各局で重宝されていましたからね。自粛を発表して1ヵ月ほど経ちましたが、まだまだ収録済みの番組がたくさんある。各局、テロップでの対応を余儀なくされています」(キー局プロデューサー) フジモンと入れ替わるようにして、やはり交通事故で謹慎していた『インパルス』堤下敦(46)がステージに復帰。YouTubeも再開したが、制作会社ディレクターは「さすがに3回も事故を起こすと『またヤラかすのでは』と不安で使いづらい」と嘆く。 「堤下は売れっ子時代、スタッフら関係者に対する態度が悪く、好かれていないのも痛い。彼を助けようと手を差しのべるテレビマンは私の周りにはいない」 一方、″多目的トイレ不倫″で昨年2月まで、2年近く活動自粛をしていた『アンジャッシュ』渡部建(51)は「見事に復活を遂げている」と放送作家は言う。 「10月に配信が始まったNetflix『トークサバイバー!2』では、不倫自虐ネタで爆笑をかっさらいました。ABEMAのバラエティ『愛のハイエナ』は、渡部が大儲けしている結婚式のスピーチ業を検証。芸人としてのトークスキルの高さが、あらためて証明されました」 不倫ネタ解禁で″無双″状態の渡部だが、「それでも地上波復帰は難しい」という声があがっている。 「故・ジャニー喜多川氏の性加害が社会問題化したことで、スポンサーは性トラブルに今まで以上にシビアになっている。あと、先の堤下じゃないですが、渡部も売れっ子時代に天狗になっていて、テレビ局スタッフの心証が悪いんですよ」(前出・制作会社ディレクター)
後輩へのパワハラなどが明らかになった木下隆行(51)、投資トラブルを起こした木本武宏(52)による不祥事コンビ『TKO』が地上波テレビに復帰できたのは、「大物の引きがあったから」だと前出の放送作家は言う。 「『TKO』は松本人志(60)が可愛がっていますからね。田村淳(49)にハマっている狩野英孝(41)など、大物の懐に入るのが上手いタレントは不祥事を起こしても、引き上げてもらいやすい。『TKO』は原点であるコントライブで復帰したことが評価されていましたし、狩野も仕事は一所懸命。人間性の良さがあってこその復活劇ではありますが……」 クライアントが忌避するのは「従来のイメージとギャップがある不祥事を起こしたタレント」だと指摘するのは、広告代理店テレビ担当者だ。 「『TKO』はもともと好感度が高くなかったので、周りがイジりやすかった。逆に『ジャングルポケット』斉藤慎二(41)はいじめられっ子だった過去を明かし、イジメ問題の啓発活動をしていただけに、彼の不倫ナンパが報じられたことで『裏切られた』と感じた人は多い」 過去の例を見れば、聖人君子で売っておらず、かつスキルもあって芸人仲間から愛されているフジモンには、救いの手が差し伸べられそうだが――。 『FRIDAY』2023年12月1日号より
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