インテリアになる「賢いキッチン家電」、暮らしの質と幸福度が格段に上がる「デザインと機能性」
近頃、おしゃれなキッチン家電が増えていると思いませんか。 ひと昔前の「デザイン家電」は、意匠は美しくても、機能面や使い勝手は後回しにされているものが多く、それを我慢して使うものといったイメージがありました。また、デザイン家電の多くが海外メーカー製で、国内メーカーの家電製品はコモディティ化して見た目も機能も似たり寄ったりの状況が続いていました。 【写真で見る】北欧のビンテージ家具を思わせる便利トースターなど、才色兼備でコンパクトなキッチン家電が増えている そうした中、国内メーカーとしてデザイン面で差別化を図ろうと先陣を切ったのが、2002年に登場したアマダナです。その後、デザイン性に定評のあるバルミューダが、トースターを皮切りにキッチン家電を次々に発表。国内の中小家電メーカーだけでなく大手家電メーカーも追随し、デザイン性に優れたキッチン家電が市場を賑わすようになったのです。
■北欧のビンテージ家具を思わせる「機能派トースター」 では今、国内ではどのようなキッチン家電が旬なのでしょうか。 コロナ禍による「おうちごはん」の需要でホットプレートや電気鍋が人気を博しましたが、そんなテーブル家電がさらに進化し、昨年の秋にはバルミューダやシロカなどが次々に新しい切り口のアイテムを発表しました。 とくに注目したいのは、少人数世帯に向けたコンパクトサイズで機能面にも優れ、かつインテリア性が高いもの。暮らしの質と気分を上げてくれるキッチン家電が増えています。
例えば、レコルトの「スライドラックトースター」。北欧のビンテージ家具のようでもあり、昭和30年代のテレビを想起させるようでもある、レトロな脚付きのデザインが目を引きます。 【写真】レコルトの「スライドラックトースター」、コレスの「フリータイムケトル」、日立グローバルライフソリューションズの「Chiiil」などインテリア性の高いキッチン家電を紹介(12枚) レコルトは、国内メーカーのウィナーズが「おひとり様家電」から出発し、今年15年目を迎えるキッチン家電ブランド。「今どきの暮らしにちょうどいい」をコンセプトとして掲げています。