アンジュルム・佐々木莉佳子、11年間のアイドル人生に幕「誰かの光になりたいと思い…」東日本大震災被災でアイドル志す
ハロー!プロジェクト所属のアイドルグループ「アンジュルム」の佐々木莉佳子が19日、横浜アリーナで卒業公演を開催した。 2014年10月から約11年間活動したアイドル人生最後の日。会場には1万2000人が集結し、佐々木は「楽しい…。(昨日は)眠れなかった」と思わず笑みをこぼした。 自身のカラーであるイエローのペンライトで客席が染まる中、「大器晩成」「美々たる一撃」などメドレー含む全28曲をパフォーマンス。前身グループの「スマイレージ」の曲も披露するなど、これまでの活動を振り返ることができるセットリストで歌とダンスを届けた。 アンコールでは、グループ名の由来であるAngel(天使)のような白のドレス姿で登場。涙ながらに「君だけじゃないさ…Friends」をソロで歌唱した。 佐々木は宮城県気仙沼市の出身。アイドルを志すきっかけとなった東日本大震災を振り返り、「『当たり前ってないんだな』。幼い私の心に初めて芽生えた感情。これから先も忘れることはありません。光がなくなってしまったからこそ、自分が誰かの光になりたいと強く思い、アイドルとして生きていく人生がスタートしました」と振り返った。 ファンに対しては「私は皆さんを照らす太陽であり、皆さんが照らしてくれるからこそ生きられるひまわりだと思っています。どうかこれからも皆さんの太陽であり、ひまわりとして生きさせてください」と呼び掛けた。最後には「『宇宙一のトップアイドルになります!』と言って地元を飛び出した当時の私へ。今の私の日常には笑顔があふれている。大きな夢を掲げて突っ走ってきた11年間、自分の選択に悔いはありません。愛してくださった全ての皆様、ありがとうございました。心の底から愛しています」と晴れやかな表情で思いを届けた。 なお、卒業後も芸能活動は継続する。
報知新聞社