秋田の映える新名所に 男鹿半島・入道埼灯台近くにモニュメント
秋田県の男鹿半島の北端に位置する入道埼灯台の近くに新たなモニュメントが完成し、19日に除幕式があった。入道崎は灯台周辺に芝生が広がり、その雄大な景観から多くの観光客が訪れる名所で、市は情報発信の起点にし、誘客に一層弾みをつけたい考えだ。 【写真】車が雪の壁を走る、八幡平アスピーテラインが開通 モニュメントは地元の石を使い、上部は月の満ち欠けをイメージした形だ。内側にはベルもついている。入道埼灯台が全国で唯一の白黒のしま模様であることにちなみ、脇には白と黒の御影(みかげ)石を交互に配置した「NYUDOZAKI」の文字も並ぶ。デザインは神奈川県在住の彫刻家、大塚新太郎さんが手がけ、地元業者「寒風」が施工・製作した。 除幕式で菅原広二・男鹿市長は「入道埼灯台は全国に16しかない参観灯台の一つで、夕日が素晴らしい。これまでの男鹿の観光はナマハゲを撮影して水族館を見てそのまま帰って行く例がほとんどだが、このモニュメントを目指して西海岸も経由し、ぜひ男鹿半島を一周してもらいたい」と期待を込めた。 また武智敬司・秋田海上保安部長は「デザインは白黒が調和され、SNS(ネット交流サービス)での発信用に撮影しても映える。入道埼灯台について多くの方に知っていただきたい」と語った。【工藤哲】