3日に発行が始まった新しい千円札、5千円札、1万円札

　新しい1万円札と5千円札、千円札の発行が3日始まった。愛媛県内では日銀松山支店が各金融機関に計167億円を引き渡し、順次、各地の支店などに届いた。松山市の伊予銀行本店営業部では午前9時の開店前から15人ほどが列をつくり、早速、新たな肖像などが描かれた紙幣を手にした。 　デザインの刷新は2004年以来。1万円札は日本の資本主義の父とされる実業家の渋沢栄一、5千円札は近代的な女子高等教育に尽力した津田梅子、千円札は破傷風の治療法を開発した微生物学者の北里柴三郎がそれぞれ描かれている。紙幣として世界初の「3Dホログラム」など最新の偽造防止技術を採用し、肖像の向きが変化するように見える。額面の数字も大型化した。