「一生忘れられない1勝」 “藪井に野球の神様”を感じた大阪桐蔭監督 交流試合
2020年甲子園高校野球交流試合は最終日の17日、第1試合で大阪桐蔭(大阪)が4―2で東海大相模(神奈川)を降した。大阪桐蔭の西谷浩一監督は、試合を振り返り「一生忘れられない1勝だ」と話した。西谷監督の談話は次の通り。 【写真特集】大阪桐蔭と東海大相模、東西の強豪が激突 ◇「粘り強く」できうれしい (八回に背番号14で途中出場の藪井駿之裕主将が決勝打)藪井はコロナで大変な時に苦しみ、悩みながらもよくチームをまとめてくれた。野球の神様が藪井に回してくれたと思う。数字の1勝でなく、一生忘れられない1勝。チームにとっても大きな1勝だ。 先発の藤江(星河投手)は大阪独自大会で履正社に大敗した責任を感じていたようで、きょうは朝8時からシャドーピッチングなどをしていた。迷いなく藤江でいった。緩急をつけた、3年間の集大成にふさわしい投球をしてくれた。 このチームは粘り強さを掲げながら、なかなか粘り強く戦えなかったが、最後の最後でこういう試合ができたことがうれしい。