【落雷】背の高い人の方が危険?木の下は安全?貴金属の有無は関係ある? 過去には晴れたグラウンドでサッカー中に生徒死亡の落雷事故も 雷から身を守るには
これは人の方が木よりも電気を通しやすいため、雷が木に落ちたとしても、すぐ下に人がいれば、途中から人へと流れやすいことがわかっています。木のすぐ下に避難するのは非常に危険です。 では、ベルトや腕時計、アクセサリーなどの貴金属を身につけていると雷は落ちやすいのでしょうか。実験の結果では、雷の落ちやすさにアクセサリーなど貴金属の有無は関係ないことがわかっています。 ■建物・車がない場合 姿勢は低く 木や電柱の先から45度以上の角度に 落雷の危険がある場合は、すぐに建物や車などの安全な場所に避難しましょう。もし屋外でまわりに建物や車などの安全な空間がない場合は、電柱や鉄塔など高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、4メートル以上離れた所にいるようにしましょう。姿勢はなるべく低くした方がより効果的です。 木の近くは危険なので、最低でも木のすべての幹、枝、葉などから2メートル以上は離れた場所にいるようにしてください。怪しい雲が見えたり雷の音がしたりしたら気象レーダーなども活用してうまくやり過ごしましょう。 ■落雷地点との距離は「光ってから音が鳴るまでの時間」 雷が落ちた地点と自分がいる場所がどれくらい離れているのか、大まかな距離は簡単にわかります。ピカッと光ってからゴロゴロと音が鳴るまでの時間に340メートルをかけた距離となります。340メートルは1秒間に音が伝わる速さです。光は瞬時に伝わるので、光と音の時間差が、落雷地点までの距離となります。 例えば、光ってから7秒後に大きな音がした場合、雷が落ちた地点までの距離は7秒×340メートルで2.4キロほど離れています。 光って3秒なら、およそ1キロ離れた場所に雷が落ちたことがわかります。
中国放送
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