岐阜新聞社

　16日午前10時25分ごろ、岐阜県美濃市蕨生の板取川で、男性が中州で死亡しているのを近くの釣り人が見つけた。関署によると、死亡したのは東京都世田谷区の自営業男性（55）で、15日朝に一人で鮎釣りに出かけたまま連絡が取れなくなっていた。死因は溺死。 　署によると、現場は和紙の里大橋の上流約300メートルで、川幅約120メートル。男性は上下黒のウエットスーツを着ており、右岸から約50メートル付近の中州に打ち上げられていた。ライフジャケットは着用していなかった。発見場所の4キロ上流で男性の車が見つかった。 　男性は15日午前6時ごろ、知人女性に鮎釣りに行くと伝え、県内のホテルを出ており、同日午後4時50分ごろ女性が「鮎釣りに行ったきり連絡が取れない」と通報した。当時は普段より増水していたという。