【世帯年収1000万円】専業主婦or共働きで「手取り額」はどこまで変わる?
世帯年収1000万円の割合は全体の「3.1%」
厚生労働省の統計データ「2022年 国民生活基礎調査の概況」によると、日本全国の世帯年収の平均額(1世帯当たりの平均所得金額)は「545万7000円」となっており、世帯年収1000万~1100万円未満の割合は、全世帯の「3.1%」です。 なお、この割合のもとになる世帯は、単身世帯、共働き世帯、児童のいる世帯、高齢者世帯など、多様な世帯を含めています。 次は、世帯主の年齢階級別にみた1世帯あたりの平均所得金額をみてみましょう。 1世帯あたりの平均所得金額は、 ・29歳以下:377万5000円 ・30~39歳:627万2000円 ・40~49歳:728万5000円 ・50~59歳:742万1000円 ・60~69歳:589万4000円 ・70歳以上:391万2000円 これより、1世帯あたりの平均所得は40歳代、50歳代では高くなりますが、世帯年収1000万円にはまだ及ばないといえそうです。
まとめにかえて
世帯年収1000万円の手取り額についてみてきた結果、夫婦の片方だけが働く世帯と共働き世帯では適用される所得税の税率が異なるため、手取り金額に差が生じます。 もし、世帯年収1000万円を目標にするのであれば、共働きで目指す方が効率的といえます。
参考資料
・厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況」
舟本 美子