4位横浜キヤノンイーグルスはルーキー司令塔が初先発!PO逃した6位トヨタヴェルブリッツは意地みせるか。NTTジャパンラグビーリーグワン2023-24第15節
プレーオフ進出争いは終わった。それゆえに今後は両軍の異なる面が見られるかもしれない。
4強進出を逃した6位(7勝7敗)トヨタヴェルブリッツ。
4強進出が決まった4位(10勝4敗)横浜キヤノンイーグルス。
レギュラーシーズン残り2試合となった第15節。4月27日(土)、愛知・パロマ瑞穂ラグビー場で、明暗の分かれた2チームがぶつかる。
目標物が目の前から消えたスポーツチームが、残された試合でどんな姿をみせるのか。
3季連続でリーグ4強を逃したヴェルブリッツが、残り2試合でどのような姿をみせるのかは興味深い。
前節、首位埼玉ワイルドナイツに7-40で完敗した後、ベン・ヘリングHCは、残りの試合の位置づけについて答えた。
「残りの試合は来季に向けてのプレシーズンと捉え、一体感、そして気持ちを高めて臨みたいと思います」
頂点を目指していたシーズンが、突然「来季に向けてのプレシーズン」に変わる。急激な変化だ。チームの一体感を保つには難しい状況と言えるだろう。
豊富な戦力を擁しながら、4強に届かないヴェルブリッツの課題は何か。指揮官は「理由は一つではない」としながらも「一貫性」を第一に挙げた。
「一貫性が欠けていると思います。良いチームではありますが、そこが足りていません」
第4節ではワイルドナイツ相手に前半27-8でリードしながら、後半無得点で逆転負け。今季は白星と黒星を交互に繰り返すことも多かった。
「オフシーズン、プレシーズンを通して一貫性を作っていく必要があります。チャンピオンになるためにはそうした部分が必要ですし、その模範を今日(第14節)のワイルドナイツは見せていたと思います」(ヴェルブリッツ、ヘリングHC)
先発は前節から6人変更(FW3人、BK3人)。フロントローは清水岳、木津悠輔の両プロップ、慶應義塾大学出身のLOアイザイア・マプスア。