「絶対跳ばなきゃ」りくりゅうペア今季最終戦でフリー自己ベストを更新 日本は3位で銅メダル獲得
◇世界フィギュアスケート国別対抗戦2023(15日、東京体育館) 世界ランキング上位6か国が参加して争う今季最終戦。 3日目となったこの日、ペアのフリーに“りくりゅうペア”こと三浦璃来選手と木原龍一選手が、圧巻の演技を見せました。 りくりゅうペアは3月に行われた世界選手権で優勝すると、日本勢初となる今季の主要国際大会を全て制す“年間グランドスラム”を達成しました。 ショートプログラム(SP)では80・47点の2位につけて迎えたフリーの演技。 序盤の3連続ジャンプでミスがあったものの、世界選手権で決められなかった3回転サルコーとスロー3回転ループを成功させます。 そして3本全てのリフトとペアコンビネーションスピンでは最高評価のレベル4を獲得するなど、自己ベストの141・44点を更新する143・69点をマークしました。 「世界選手権で転けて気持ちが負けていたので、その負けていた自分に今回は負けたくなかった。絶対跳ばなきゃと。それが多分、いい感じに変えられたのかな」と振り返った三浦選手。 木原選手も「調整は難しかったんですけども、悪くはない演技はできたので、そこはよかったかな」と語りました。 また男子フリーでは、怪我で欠場となった宇野昌磨選手に代わり、急遽出場が決まった佐藤駿選手が164・86点で8位、友野一希選手が164・55点で9位となりました。 これで全競技が終了。日本は94点の3位で銅メダルに輝き、8大会連続の表彰台となりました。 ◇最終順位 1位 アメリカ 120点 2位 韓国 95点 3位 日本 94点 4位 イタリア 83点 5位 フランス 80点 6位 カナダ 68点