マイクロソフトでゲーム部門の約1900人を対象にした大規模レイオフ(人員整理)。傘下Blizzardやベセスダにも影響
文:ミル☆吉村 マイクロソフトがゲーム部門で大規模レイオフ(人員整理)を実施したことがわかった。海外誌Vergeなどが報じている。 同誌やIGN誌ではマイクロソフトの内部メモを入手しており、それによると傘下スタジオも含めた約2万2000人のうちの約8%にあたる1900人が対象となった模様。直近でグループに加わったActivision Blizzardだけでなく、ベセスダ・ソフトワークスなどが属するZenimaxグループなども対象となっている。 さらにBlizzard Entertainmentでは、同社プレジデント(社長)のマイク・イバラ氏と共同創業者のアレン・アドハム氏がともに退職することが判明。昨年のBlizzconで本誌に対して今後への展望を語ってくれた両氏だが、勇退の流れが決まっていたのならば通常はわざわざインタビューの機会を設けないはずで、ともに去るというのは驚き。大きな方針変更なり決断があったことがうかがえる。 また同スタジオでは未発表のサバイバルゲームプロジェクトが開発中止になったこともわかっており、関わっていたスタッフたちがX(旧Twitter)等で無念の思いを明かしている。そのほか『オーバーウォッチ2』のスタッフなどからもレイオフ対象になった投稿があり、今後のタイトル開発やサービス提供への影響が気になるところだ。 欧米ゲーム業界やテック業界では昨年から大規模なレイオフが続いており、つい先日も『リーグ・オブ・レジェンド』や『Valorant』のライアットゲームズでのレイオフをお伝えしたばかり。 業界全体では今日だけでもサイバーパンクアクションゲーム『Ruiner』を開発したポーランドReikon Gamesが80%の人員削減をしたとか、『Destroy All Humans!』のドイツBlack Forest Gamesがスタッフを半分にしたといったニュースが流れており、一説には2024年の始まりから現在までにレイオフ対象となった人数は、すでに2023年全体のそれの半分に達しているとされる。
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