ユニチカ、上埜社長が引責辞任 来年4月末、経営不振で繊維撤退
ユニチカは25日、上埜修司社長が辞任する人事を発表した。 同社は業績の悪化から、祖業の繊維事業からの撤退を11月に発表しており、経営不振の責任を取った形だ。退任は来年4月30日ごろを予定している。後任は未定で、決まり次第公表するとしている。来年2月7日に臨時株主総会を開き、人事の承認などを求める。 同社の連結純損益は、2024年3月期に54億円の赤字に陥り、今期も103億円の赤字となる見通し。繊維事業は競争激化に巻き込まれ、低迷が続いていた。