【MotoGP】雨で中断もレース成立 ホンダのマルク・マルケス復活の表彰台
◇オートバイレースの世界最高峰MotoGP 2023年シーズン第14戦日本GP 3日目 MotoGPクラス決勝 24周(9月29日~10月1日、日本・栃木/モビリティリゾートもてぎ) 【動画】日本グランプリなど熱いバトルの数々をハイライトでご覧いただけます 日本グランプリの最高峰MotoGPクラス決勝は急な大雨に翻弄され異例の形で幕引きとなりました。 『マシンの乗り換えOK』となったレースは本来、中断はないはずのMotoGPクラス独自のルールです。 それでもあまりの雨の強さで『危険過ぎる』とのレースディレクションの判断で中断されました。 仕切り直して残り周回を消化しようと段取りを踏んだものの、『しばらく雨が続く予報』や『仕切り直しで日没に近づく』などの総合的な判断で24周のレースが、特例で12周で『成立』となりました。従ってフルポイントが与えられます。 混乱があった中でも、優勝はマルティン選手(スペイン/ドゥカティ)、2位はバニャイア選手(イタリア/ドゥカティ)と王者を僅差で争うドゥカティ勢のワン・ツーフィニッシュでした。 ただ3位で表彰台に上がったのは6度王座に輝いているスペインの偉大なチャンピオン、マルク・マルケス選手でした。 ホンダのホームサーキットで、今季初の決勝レースでの表彰台獲得に上機嫌のマルケス選手。レースを振り返れば、雨でマシンの乗り換えをすぐに判断し、想定通りにスムーズに乗り換え、かなりの雨の中でもバトルをしつつ転倒を避けるなど、30歳になった今も衰えてはいません。 朝降っていた雨は止みドライレースの中、地元・日本人ライダー2人、Moto3クラスの佐々木歩夢選手とMoto2クラスの小椋藍選手がそれぞれ2位でいずれも日本GP2年連続の表彰台獲得に沸いていたモビリティリゾートもてぎ。 突然の雨に水を差された形になりましたが、今回の日本グランプリはケガやホンダのマシンの戦闘力による低迷からマルケス選手が抜け出すきっかけになるかもしれません。 次は1週間以上空けてインドネシアグランプリが開催されますが、そこからはオーストラリアグランプリにタイグランプリと忙しく3週連続の開催。今季はまだ6戦あるだけにドラマは続きます。 ▽2023年シーズン 今後のスケジュールは以下の通り ⑮インドネシア 10月13日~15日 ⑯オーストラリア 10月20日~22日 ⑰タイ 10月27日~29日 ⑱マレーシア 11月10日~12日 ⑲カタール 11月17日~19日 ⑳バレンシア 11月24日~26日