あさぎり町第2庁舎完成 議場など集約、災害時には対策本部に
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あさぎり町が免田東の本庁舎南側に整備を進めていた第2庁舎が完成し、25日、現地で落成式があった。6月3日から供用を開始し、災害時の対策本部としても活用する。 2階建ての第2庁舎は、1階が鉄筋コンクリート造り、2階が木造。延べ床面積約2266平方メートル。脱炭素社会への貢献を兼ねて内装などに町産の木材を使用した。総事業費は14億1933万円で合併特例債を活用。2023年1月に着工した。 1階には、本庁舎北側の免田総合福祉センターにある農林振興課と建設課、あさぎり駅に隣接するポッポー館の商工観光課などを集約。2階は、大型モニターを備えた災害対策室を設け、本庁舎から約3キロ離れた旧上村の公民館にあった議場と議会事務局も入る。教育委員会は、町生涯学習センターで業務を続ける。 落成式には、工事関係者や町議ら約70人が出席。北口俊朗町長が「各課の機能を集約し効率化を図ることで、質の高い行政サービスの実現を目指したい」とあいさつした。(井田真太郎)