27日にEVバスを導入 市街地循環バス 館山(千葉県)
館山市の市街地循環バス「かいまーる」に、27日からEVバスが導入される。コミュニティバスでEVバスが運行されるのは、安房地域では初となる。同市では運行開始を記念して、市広報紙で無料乗車券を配布し、利用を呼び掛けている。 市街地循環バスは、館山駅を起終点としたルートで、昨年6月に本格運行を開始。現在はマイクロバスで運行している。当初は今年1月にもEVバスに切り替える予定だったが、納車が遅れていた。 導入されるEVバスは、全長約7メートル、幅約2メートルで、乗車定員は32人。電気で走るため環境に優しく、ノンステップで乗り降りもしやすくなった。 バスの車体には、公募で決定した愛称の「かいまーる」をイメージしたラッピングも施されるという。運行はこれまでどおり日東交通が担う。車両導入費用は充電設備も含めて約4200万円。 新しいバスでは、各種キャッシュレス決済に対応。これまではペイペイのみだったが、クレジットカード(VISA、JCB)のタッチ決済に加え、6つの二次元コード決済も利用できるようになる。 運賃は大人200円(キャッシュレス決済は160円)、小学生100円。市では、市広報紙6月号(5月20日発行)でEVバスの無料乗車券を配布。利用期間は、運行が始まる27日から6月29日までで、利用を呼び掛けている。