山本由伸が5勝目へ2~5回に11者連続アウト 2回には痛恨の逆転3ラン被弾、大谷翔平適時打も
◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日・米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク) ドジャース・山本由伸投手(25)が13日(日本時間14日)、敵地・ジャイアンツ戦で先発した。大谷翔平投手(29)も「2番・指名打者」でスタメン入りして腰の張りから2試合ぶりに復帰。2回に逆転3ランを浴びたが、その後は11者連続アウトで5回まで追加点を与えない力投を見せている。 ベッツが通算50本目の先頭打者本塁打となる7号ソロを放ち、先取点を奪ったドジャース。2試合ぶりに復帰した大谷も右前安打を放った。1―0で迎えた1回裏。山本は1死からエストラダに左翼線への二塁打を許したが、後続を打ち取って走者を進めることはなかった。初回を終えると、粘着物チェックなどのためにグラブを審判に見せるとなんらかの指摘を受けてベンチで通訳らを交えて話し込むシーンもあった。 だが、1点リードの2回には2安打で1死一、二塁のピンチを迎えると、マトスに左翼席へ逆転2ランを被弾。甘く入ったカーブを捉えられた。それでも3回はこの試合初の3者凡退。4回も先頭のフローレスからこれまであまり投げていなかったシンカー(ツーシーム)で見逃し三振を奪うなど、3者凡退で抑えた。5回には大谷の二塁への適時内野安打で1点差に迫った。5回も2三振を奪うなど3者凡退で3イニング連続3者凡退とし、2回に3ランを浴びてからは11者連続でアウトにした。 山本は前回登板の7日(同8日)の本拠地・マーリンズ戦では、メジャー移籍後最長となる8回を投げて5安打2失点で4勝目(1敗)。先頭打者本塁打を浴びたが、味方の大量得点にも助けられて8イニングを投げきり「いいボールも多かったですし、いい感覚がすごく明確になってきているかなと思います」と手応えを口にしていた。 山本はデビュー戦だった3月21日の韓国・ソウルでのパドレス戦こそ1回5失点の大乱調でKOされたが、その後は安定した投球を継続。試合前の時点で8登板、4勝1敗、防御率2・79の成績を残し、4月25日(同26日)の敵地・ナショナルズ戦から3登板連続白星を挙げている。
報知新聞社